【ポケモン剣盾 S18】梅雨明けアゴハピナマコ【最終17位・20位】
はじめに
こんにちは、ちべんです。tnちべん、ぺこにゃんこで潜っていました。自身の最高順位を更新することができました。嬉しいです。構築名は梅雨が明けたのでそこから取りました。
レンタルチーム
構築経緯
自分が使うにあたって、再生技持ちの受け駒がいない構築では勝てる気がしないので、受け駒は3体以上必要と考えています。しかし、すべて受け駒にするのも強いと思わないので、攻め駒も2~3体必要と考えています。
この構築はサイクル性能の高い襷枠のコジョンド+抜き性能の高いアーゴヨンの、範囲が優秀な攻めと、圧倒的な特殊耐久を持ち積み技で勝ち筋にもなれるハピナス+数値は足りないが耐性が素直で天然により計算のしやすいナマコブシの受けから組み始めました。
次に受け駒になれるステロ枠として、火炎玉トリックピクシーを採用し、上2体の受けに一貫する鉢巻ウーラオス、欠伸ループや毒毒の状態異常、呪いや寄生木の定数ダメに抵抗を持たせました。
これらの受け3体ではエースバーン、カミツルギ、ゴリランダーあたりの物理が受かっていませんが、これらに強い受け駒のウインディやカイリューは、サイクルに負荷をかけられない受けるだけの駒になりがちなので、最後の枠は攻め駒としました。
上の5体では地面と電気の一貫が切れていないのでランドロスを採用し、相手の攻め駒を強引に上から縛ったり、先制蜻蛉返りでサイクルを回すためにスカーフを持たせました。
完成!
コンセプト
・コジョンドは左上
・受けと攻めの両立
以上の2点
個体解説
コジョンド
持ち物:気合の襷
特性:再生力
性格:陽気
数値:141(4)-177(252)-80-x-80-172(252)
技構成:インファイト/叩き落とす/蜻蛉返り/身代わり
可愛い。鋼とポリゴン2で止まるアーゴヨンと相性のいい格闘の物理アタッカーです。受け構築に入れる格闘タイプとしては、相手の悪ウーラオスを上から縛れる点が優秀で、水ウーラオスに対しても同速になることはまずないので、詰めるルートを考えやすいです。叩き落とすと再生できる身代わりがサイクルで優秀なので、フェローチェやエースバーンともまた違う独特な性能をした強い格闘ポケモンでした。接触技しかないのでサンダー入りに出しにくさはありますが、遅めの構築や前のめりな構築に刺していました。具体的にはラプミミノラゴンやドラン絡みなど。たまにバトンパのエーフィをダイワームで破壊してました。相変わらず優秀な襷枠でした。
アーゴヨン
持ち物:命の珠
特性:ビーストブースト
性格:臆病
数値:148-x-93-179(252)-94(4)-190(252)
技構成:流星群/ヘドロウェーブ/火炎放射/悪巧み
エース。サイクルからの後発ダイマックスでこの子の止まらない状況を作るのが理想ですが、ダイドラグーンのAダウンによって物理アタッカーとそこそこ撃ち合うこともできます。盤面を整えてからのダイアシッドが非常に強く、ビーストブーストによってスカーフや速いポケモンで止まらない点は本当に魅力でした。ダイジェット勢と違って性能がダイマックスに依存していないので、裏の受け駒にダイマックスを使ってからこの子で抜いていくパターンも多かったです。この子を止められない構築も一定数当たったので、いい性能をしていました。難点は前を見ずに技を撃たなければならない場面が少なくはないことです。
ハピナス
持ち物:食べ残し
特性:天の恵み
性格:図太い
数値:352(172)-x-68(252)-95-135-86(84)
H 16n
H 身代わりがA100ポリゴン2のアナライズ空元気を7/8で耐える
B 極振り
S 余り(無振りラプラス抜き)
技構成:トライアタック/瞑想/身代わり/卵産み
特殊に引けるだけの駒ではなく、明確に勝ち筋になれる状況を作りたかったので瞑想型にし、怪電波サンダーやアイアンテールポリゴン2を起点にできるよう身代わりを持たせました。必然的に1ウェポンになるので、運勝ちを狙える天の恵みトライアタック。遂行速度はかなり遅いので、この子を勝ち筋にする時は数的不利は取らないよう心掛けていました。ある程度はHP管理が雑でも次のサイクルで特殊に投げれるので、物理アタッカーにダイマックスしまくっていました。物理アタッカーのダイマックスでナマコブシを崩しに来られることが多いので、この子に負けに直結させないためのダイマックスを切ることが多かったです。また、ダイアタックは裏の攻め駒のサポートに大きく役立ちました。受けづらいサンダーとポリゴン2にほぼ確実に受け出しできてかつ起点にできてしまう上に、物理アタッカー引きに4割のリスクを付けられるので、本当に強いポケモンでした。
ナマコブシ
持ち物:ゴツゴツメット
特性:天然
性格:図太い
数値:162(252)-x-200(252)-x-151(4)-25
技構成:毒毒/水浸し/守る/自己再生
圧倒的に数値は足りていませんが、素直な耐性と天然により計算のしやすい物理受け。具体的には相手の積み技やラム持ちにお祈りになることがないことと、ダイマックス無しの等倍技はほぼ2発受かるため、詰め筋を考えやすいです。オボンのみで無理矢理数値を補うよりも、接触技で定数ダメを稼げた方が、攻めに切り替える際に役立ったり詰め筋を増やせると思ったので、持ち物はゴツゴツメット。特殊耐久もそこそこあるので、ハピナスで怪しいウツロイドはダイマ消費後に水浸しを用いて詰めることができます。身代わりと挑発のケアはめんどくさいですが、とてもわかりやすくいい性能をしていました。ダイウォール→裏のポケモン切り→この子で詰めの形をとる時や、確定数をずらしてゴツメに多く触らせる時など、ダイマックスの機会も割とありました。
ピクシー
持ち物:火炎玉
特性:マジックガード
性格:図太い
数値:202(252)-x-137(252)-115-110-81(4)
技構成:ムーンフォース/トリック/ステルスロック/月の光
ビジネスパートナー。受けとしての性能はそこまでですが、サイクルで欲しい要素をかなり補ってくれました。ステロ、カバやラグのステロ展開への耐性、ドラパルトの一貫切り、呪いミミッキュなどの定数ダメへの耐性、ウーラオスに対しての勝ち筋。特に強かったのは火炎玉トリックで、ダイマックスでナマコブシを崩しに来る物理アタッカーによく刺さりました。ダイマックスしてもそこそこ強いので、する機会はかなり多かったです。
ランドロス
持ち物:拘りスカーフ
特性:威嚇
性格:陽気
数値:165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
技構成:地震/空を飛ぶ/岩雪崩/蜻蛉返り
2枚目のエース。威嚇蜻蛉からの展開が優秀で、物理へのハピナスバックをある程度合法化してくれました。岩雪崩の枠は岩石封じと選択ですが、対面的に出す機会が少なかったので、火力の高く怯みも狙える岩雪崩を採用しました。スカーフ枠には対カミツルギ性能が欲しかったですが、タイプと純粋な性能が優秀で強かったので変えられませんでした。ダイウォール媒体が欲しいですが、空を飛ぶがあるかないかでダイマックス時の性能が大きく変わるので、採用は見送りました。
構築の要点、選出
・役割の分担された攻め駒
基本選出は攻め1+受け2(主にナマコブシ+ハピナス、次点でピクシー+ハピナス)ですが、攻め駒がそれぞれサイクルで魅力のある性能をしているので、同じ攻め1+受け2でも相手に応じていろいろな戦い方が可能でした。
・受け選出でのピクシーによる誤魔化し
受け選出(ピクシー+ナマコブシ+ハピナス)で出す機会も割と多かったですが、相手のボルトチェンジや物理高火力による崩しを、受けとしての役割は少なめなピクシーのステルスロックや火炎玉トリックによって妨害しに行けるので、ナマコハピで詰める上で邪魔になる要素をピクシーがかなり誤魔化してくれました。他にも呪いや状態異常による崩しにも強く、適当にダイマックスを切ってそれなりに強い点も、体力管理がシビアなナマコブシの負担を減らしてくれました。
・対面要素と展開要素
機会は少なめですが、サイクルでどうにもならなさそうな相手に攻め3選出(コジョンド+アーゴヨン+ランドロス)で撃ち合いに行くことができます。また、攻め駒の通りがいい場合には、ステロ展開のような形(ピクシー+アーゴヨン+ランドロス)で出すことも多かったです。
また選出について、構築段階で○○(並び)に対して××を出すような考え方はしていないので、その都度考えていました。
重いポケモン
特に嫌でした。珠と鉢巻のドサイドンが一番やばかったです。
戦績
TN:ちべん 最高最終2093・17位
TN:ぺこにゃんこ 最高2090?/最終2081・20位
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。久しぶりに生活を犠牲にできる月だったので、序盤からかなり意気込んでいました。自分は構築を組むのがかなり下手ですが、この構築に関して言えば、たまたま5月の序盤に完成したので、そこから練度を上げれたことが結果につながったのかなと思います。自分にしては出来すぎな結果ですが、最終日は勝ちきれなかった悔しさが大きいです。しかし、最終日にほぼ2桁前半で戦えたのはめっちゃ楽しかったです。来期は研究室の方が忙しそうなのでどれくらい潜れるかはわかりませんが、のんびりと楽しんでいこうと思います。
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